桜とともに娘の姿を残したいと、いつもの公園へ。着慣れない制服にギクシャクしながらも、満開の桜の中、ようやく吹っ切れてモデルになってくれました。カメラマンにとって、桜は春の訪れを感じさせ、「今しか撮れない」特別な瞬間を切り取る楽しみがあります。桜並木や花びら、散ったあとのピンクの絨毯など、さまざまな変化を味わえるのも魅力の一つです。ふとしたときに子どもの強いまなざしを感じる。その先にあるものを一緒に探そう―。娘の入学式。2025.04 – LABO ■西川節子にしかわ・せつこ「桜と子どもたち」表紙DATA桜と子どもを撮りたい、でも間に空白ができてしまう。それを補うように見事な雪柳が咲きほこっていました。子どもたちに「少しだけ座ってて」とお願いした瞬間です。ピンクと白の春らしい色に包まれた穏やかな一枚!撮影地:東京都世田谷区令和医新10宮城県岩沼市生まれ。日本写真芸術専門学校卒業。博報堂プロダクツにてアシスタントを経て、(株)ワールドフォトプレス入社。スタッフフォトグラファーを6年間務め、フリーランスフォトグラファーとして、現在、広告・雑誌・オウンドメディアを中心に活躍中。商品撮影が多い中、プライベートでは、自然の中の子どもをテーマに作品を制作中。著書『たった1日でカメラがわかる』(SBクリエイティブ)。2025年1月号から1年間、本誌『ラボ』の表紙も担当する。4MySpecial Moment『まなざし』
元のページ ../index.html#10