食べると悪いことは聞こえない?耳の形の「耳うどん」昔から小麦の生産が盛んな栃木県では、うどんがよく食べられてきました。一般的なうどんとは異なる形状の「耳うどん」は江戸時代の終わりごろにでき、大正時代に魔除けとして食べられるようになったと伝えられています。佐野市では、正月に手間がかかる料理を準備するのがたいへんということから、年末になると小麦粉を練って耳の形にしたものをゆでて冷水に浸しておき、正月の来客にふるまっていました。これが「耳うどん」で、手に持って耳に当て「いい耳聞け」と1年の幸運を祈る風習があり、正月に食べると、1年間悪いことが聞こえない、その年は無病息災で過ごせる、悪口が聞こえないので近所づきあいが円満にいく、などの言い伝えがあります。どん」ですが、現在は正月に限ることなく、年中食べられています。り、平たく延ばして長方形に切り、二つ折りにして両端を合わせて閉じる「耳うどん」。調理法は一般的なうどんと同じですが、近年は、パスタのようにトマトソースと和える、カレーに入れるなど、いろいろなアレンジが登場。自分好みに自由自在の食べ方になってきているようです。正月や祭礼によく食されてきた「耳うぬるま湯と塩を合わせて小麦粉を練郷土料理もう一品!正月のおせち料理や祝い事に欠かせない「揚げまき湯波の煮物」●本誌の文書、写真、図版等の無断転載・複製を禁じます。転載・複製をご希望の場合は本協会までご連絡ください。出典:農林水産省Webサイト、参考資料:農林水産省ホームページ、『ポプラディア情報館 郷土料理』(株式会社ポプラ社)りんしょう犬さんスタンプ購入サイトみんなどんどん使ってネ〒112-0004 東京都文京区後楽2-3-28 K.I.S飯田橋2階電話(03)5805-5250(代表) FAX(03)5805-5252毎月1日発行 1部85円(発行部数36,500部)「耳うどん」を食べれば1年間悪い噂話は耳に入らない? ゆばは精進料理の材料として唐(中国)留学から帰国した仏教僧が伝え、全国に広まっていったといわれます。一般的には「湯葉」と表記されることが多いのですが、日光では「湯波」と書きます。生ゆばを重ねて巻き、輪切りにして油で揚げる「揚げまき湯波」は乾燥ゆばの一種で、昔からふるさとの味として親しまれ、これに味をつけて煮る「揚げまき湯波の煮物」は日光市を代表する伝統料理です。医食同源栃木県を次世代に伝えたい!日光市を代表する「揚げまき湯波の煮物」・・Memo・・干かんぴょう瓢干瓢はユウガオの果実を紐状に剥さいて乾燥させた食品です。江戸時代に鳥とりいただてる居忠英が江州(現・滋賀県)から下しもつけのくに野国(現・栃木県)の壬みぶ生城主に国替えになった際、ユウガオの種を取り寄せて干瓢の生産にあたらせたのが栃木の干瓢生産の始まりといわれています。その後栽培地域は広がり、現在は国内生産量の大半を栃木県が占めています。耳うどん郷土料理麺
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