Labo_No.551
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2024.12 – LABO ■14室町幕府三代将軍の足利義満が譲り受けて、山荘北山殿を造ったのが始まりとされ、正式名称は鹿苑寺です。非日常的な金箔に覆われた舎利殿が周囲の風景に完全に溶け込み、不思議な空間を作り出しています。および消費量がとくに増えているからです。農林水産省の資料によると、人口減少などの影響で多くの野菜の生産量が横ばいあるいは減少しているのに対して、ブロッコリーの出荷量は増加傾向にあり、この30年で約2倍に増えています。ブロッコリーは健康志向の高まりから人気が高まっている野菜です。ビタミンCやβ-カロテン、ビタミンE、食物繊維、鉄、葉酸などを含み、これらの栄養素の働きにより、風邪や感染症を予防する、肌の調子を整える、貧血を予防する、腸内環境を整えるなど効果が期待できます。サラダや炒め物のほか、シチューやグラタン、パスタにと使い勝手のよいブロッコリー。「指定野菜」に追加されることが決まったことで安定生産が見込め、将来的に価格が下がっていくことも期待でき、活用シーンがますます広がりそうです。My Photo―約半世紀ぶりにブロッコリーを追加「指定野菜」とは、値段を安定させて、みんながいつでも食べられるように農林水産省が指定した野菜で、消費量が多い、あるいは多くなることが見込まれるものです。わたしの一枚「金閣寺」この制度は1966年度にできたもので、品目ごとに一定規模の産地を「指定産地」とし、価格が大きく下落した場合は、安定供給につなげるために、国が生産者補給金を交付します。現在「指定野菜」の対象になっているのは、キャベツ、キュウリ、サトイモ、ダイコン、タマネギ、トマト、ナス、ニンジン、ネギ、ハクサイ、バレイショ(ジャガイモ)、ピーマン、ホウレンソウ、レタスの14品目ですが、新たにブロッコリーを追加し、2026年度から適用することになっています。「指定野菜」の追加は、1974年にバレイショを追加して以来およそ半世紀ぶりのことです。ブロッコリーが追加される理由は、野菜のなかで集荷量気になるコトバ【 指定野菜 】安下 達幸さん(滋賀県)Information一般公募「わたしの一枚」皆様からの写真作品の投稿をお待ちしています。健康的な家族や季節の風景や風物、元気な子供たちの明るい笑顔など、題材は問いません。郵送またはEメールで下記の宛先へお送りください。ご応募の際は本協会ホームページの「協会紙『ラボ』の紹介」ページから「『わたしの一枚』応募用紙」を出力し、必要事項を記載の上、ご応募ください。お寄せいただいた中から優秀な作品については、●表紙を含む本紙上、●本協会の各種出版物、●本協会ホームページ等で紹介させていただくとともに、図書カード(3000円)をお送りします。写真原稿は返却いたしません。また、写真作品の著作権は本協会に無償で帰属するものとします。なお、本協会は、応募により取得した個人情報を応募者への連絡、作品の掲載時以外には利用いたしません。・宛先・ 〒112-0004東京都文京区後楽2-3-28K.I.S飯田橋2階 一般社団法人 日本衛生検査所協会「ラボ写真公募」係Eメール:info@jrcla.or.jp  協会HP:http://www.jrcla.or.jp/

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