まだまだいけそうな気がします。ロスオリンピックで30歳を超えますが、今の段階から食事面や練習方法などの工夫をして調整していけば、選手寿命を延ばせるのではと思っています。今は技が高度化して日本のレベルも高く、現状維持ではロス大会に行くのは難しいので、しっかりと計画を立てて、4年後にはさらに強くなって新たな夢を実現したいです。――練習する順天堂大学の体操場は、広くて設備も整って素晴らしい環境。星良さんの食事面のサポートもあり、体操の普及につながるお仕事もされながら、さらに進化してロス大会を目指されるのですね。萱 練習のないときは子どもたちに体操教室で教えたり、スピーチするイベントに出たりしています。オリンピックの経験を踏まえた講演会やインタビューなど、体操の普及につながる活動も積極的に行いたい。自分がアテネオリンピックのメンバーから夢をいただいたので、今度は自分が未来の体操キッズにお返ししなければ……。今後も、日本の体操が強くなるためにで 7きることは続けたいです。実際に動いて、体操の楽しさをじかに子どもたちにメッセージすることも大切だと思っています。――最後に、ご自身がモットーにしている言葉はありますか?萱 「練習・練習・練習」です。練習が好きですから……。――「失敗しない男」の原点はやはり練習。ロスオリンピックに向けて始動する萱選手にエールを!■LABO – 2024.112015年 世界体操競技選手権(グラスゴー) 団体優勝、種目別あん馬3位2018年 世界体操競技選手権(ドーハ) 団体3位2019年 全日本個人総合選手権2位2020年 全日本個人総合選手権個人総合優勝2021年 全日本個人総合選手権個人総合3位 東京オリンピック団体総合2位、 種目別あん馬3位 世界体操競技選手権(北九州) 種目別あん馬2位2022年 全日本個人総合選手権5位2023年 全日本個人総合選手権2位 世界体操競技選手権 (アントワープ)団体優勝2024年 全日本個人総合選手権3位 パリオリンピック団体総合優勝2024年3月、博士課程後期を修了し博士号を取得体操キッズに体操の楽しさを伝える―、自分の番だと思っています!Kzuma Kaya’s DATA
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