(生涯学習通信講座の実施・推進)(「倫理指針」の適正な実施に関する調査・指導)ical, Legal and Social Issues衛協会員の全従業員を対象とした生涯学習通信講座の適正な実施を推進し、従業員の資質向上を図ることを目的としています。所の全従業員が医療に役立つ検査結果を顧客に報告していくために、それぞれの職場で必要な知識と技術の習得にとどまらず、医療従事者としての使命感や倫理観の確立や人格の形成を目指すことを目的に、1995年からスタートしました。本講座を修了することにより取得できる「日衛協認定士(検査、営業)」の有資格者は、2024年時点で、4700名を超生涯学習推進専門委員会は、日生涯学習通信講座は、衛生検査-learnEiえています。講座は営業標準講座と検査標準講座に分かれ、さらに検査標準講座は、生化学、血液学、免疫学、遺伝子関連検査、染色体検査の5つのコースがあります。遺伝子関連検査と染色体検査は、重要な新検査分野として2021年に新設しました。委員会の仕事は、それぞれのコースのテキスト作成から始まります。受講生に生きた情報を伝えるため、法令改正や保険収載情報の変更等、最新の情報に更新して新しいテキストに改訂しています。学習方法は、2023年度よりを導入し、パソコンやスマートフォン上でテキストの閲覧や確認テストの受験が可能になり、利便性が飛躍的に向上しました。卒後教育、また社員教育の基礎講座として、より多くの方に学んでいただきたいと考えています。ngシステム「学びばこ」(Eth遺伝子関連検査受託倫理審査委員会では、日衛協加盟衛生検査所が受託する遺伝学的検査の倫理的・法的・社会的諸課題(ELSI:に対応するために、2001年4月に『遺伝学的検査受託に関する倫理指針』(以下『日衛協倫理指針』という)を策定・公表し、その後外部環境の変化に対応するために継続して改定を行ってきました。 さらに、各社が独自に実施してきた遺伝子関連検査の質保証に関する取り組みを、2013年5月に『遺伝子関連検査の質保証体制についての見解』(以下『見解』という)として公表し、その後、))2023年6月に公布・施行された「良質かつ適切なゲノム医療を国民が安心して受けられるようにするための施策の総合的かつ計画的な推進に関する法律」第12条には、検査の質の確保が謳われていることを受けて、本年6月に改定を行い、遺伝子関連検査を取り巻く最新の状況を反映させました。また、加盟衛生検査所協力のもと、1999年から遺伝子関連検査・染色体検査アンケート調査を隔年で実施、結果を取りまとめて公表しています。国内の医療分野で実施されている遺伝子関連検査・染色体検査の実態把握で、最も重要で正確な情報となっています。なお、近年のゲノム医療に対する期待の高まりとともに、臨床の場で行われる遺伝子関連・染色体検査にも注目が集まっており、外部環境の変化を一早くとらえながら、今後も検査受託の枠組みを検討していきます。生涯学習推進専門委員会遺伝子関連検査受託倫理審査委員会生涯を通して学ぶをモットーにその思いで人材を育てる増加する遺伝子関連検査適正な実施に向けてさらなる指導をかかげ中山智祥委員長橋本充委員長19■ LABO – 2024 .11
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