Labo_No.550
17/23

(学術・技術の研鑽と振興、関連事項の検討)(広報活動の推進、関連事項の検討) YouTubeわる学術技術の研鑽および向上に関する事業を担当しています。とくに中心となる事業は、学術研究発表会と日本臨床検査専門学院の運営です。の臨床検査における研究結果や、労務・教育の改善検討など多岐にわたるさまざまな課題について、日頃の研究、研鑽の成果を発表する場となっています。各支部の発表会の中から選ばれた演題が全国大会で発表されます。2024年には第30回を迎えました。9年以降毎年開講され、2024学術委員会は、臨床検査にかか学術研究発表会は各衛生検査所日本臨床検査専門学院は197年は第49期になります。衛生検査所に勤務する臨床・衛生検査技師や営業担当者向けの卒後教育の教場として運営されており、生化学・免疫血清学・血液学・微生物学の4コースがあります。講師には各分野の著名な先生方に就任いただいており、全20講義を1期として基準を満たした受講生には修了証書を授与しています。種々のガイドラインの策定・改訂も行い、2023年度は 『細菌検査塗抹・培養ガイドライン』、『細菌検査検体取り扱いガイドライン』などの改訂を行いました。当協会は事業計画の中に標準化を謳っており、会員衛生検査所に積極的な活用を要請しています。検査の品質や精度向上・維持を可能とするのは、絶え間のない教育研修で、学び研鑽する場を設けること、取り組みを続けていくことが協会の役割です。今後も重点事業として推進していきます。広報委員会では、協会広報誌『ラボ』やポスターのほか、PR動画の制作などを通して、多くの国民に対して臨床検査の必要性・重要性をメッセージし、臨床検査の普及・啓発活動を行っています。協会広報誌『ラボ』は、創刊以来550号(2024年11月号時点)を数えます。『ラボ』の創刊の成り立ちは、協会活動を中心とした情報を発信するものでした。時を経て、編集内容を少しずつ変化させており、臨床検査の普及については、より一層外向きにし、多くの国民の皆さまに寄り添いながら、広報できたらと考えています。“広報する”というのは、広く外向きに協会の情報を発信することと理解していますので、今後も、『ラボ』の発行、ポスターの制作などを通して、病気の早期予防・早期発見・早期診断・早期治療に欠かせない臨床検査の周知に努めたいと思っています。そして現在は、印刷物のほかに動画の制作にも力を入れています。これまでの“文字で伝える”という広報手段から、“目と耳で理解してもらう”という新たな手段を用いて、文字だけでは伝わりにくかった「検査のはなし」をで展開したり、あまりなじみのない衛生検査所の検査現場をPR動画内で公開したりと、より具体的な形を示しながら、広報活動の幅をできるだけ広げていくように努めます。これからも“広く周知する”というポイントをキーに、広報活動したいと思います。学術委員会広報委員会持続的な教育・学術研究が検査の品質・精度の向上を可能に臨床検査の重要性・必要性を『ラボ』、動画等で今後も広く周知広田周一委員長近本陽一委員長17■ LABO – 2024.11

元のページ  ../index.html#17

このブックを見る