Labo_No.548
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142024.09 – LABO ■いろは坂の途中にある明智平の展望台からは、中禅寺湖、華厳の滝、男体山などを雄大なスケールで見渡せます。日光で一番の展望台といわれています。写真の右下に写る白雲の滝は、この展望台からでなければ見られない滝です。口は今後減少していくことが予測され、人手不足が深刻化することも大きな懸念材料です。介護・看護に関する企業の自主的な取り組みは、育児と比較してあまり進んでいないのが現状で、仕事と介護の両立支援に乗り出す動きが広がっています。国も両立支援を後押しするべく、「仕事と介護の両立支援に関する経営者向けガイドライン」(経済産業省)を公表し、経営者に向けてさまざまなメッセージを発信しています。ガイドラインでは、「企業が経営面において仕事と介護の両立に取り組む意義」を説き、「仕事と介護の両立に関する従業員や企業の現状・課題」を提示。そして企業における介護両立支援の全体像や、全企業が取り組むべき3つのステップ、企業独自の取組の充実についてなど、「企業が取り組むべき介護両立支援のアクション」に関しても具体的に言及しています。My Photo―離職すると、本人だけでなく社会全体の損失に高齢化が加速するなか、働きながら家族などの介護を行う人が増えています。このような人たちを「ビジネスケアラー」と呼び、今後ますます増加の傾向にあります。気になるコトバ【 ビジネスケアラー 】わたしの一枚「明智平展望台から見る奥日光」大城 光子さん(東京都)2022年の就業構造基本調査によると、全国で介護・看護のために過去1年間に前職を離職した人の数は10万6000人で、前回調査の2017年より7000人増加。男女別の内訳をみると、女性のほうが男性よりも圧倒的に多く、約4人に3人が女性です。男女により差が出る要因としては、夫婦間での収入が少ないケースが多い女性のほうが、親の介護を担うことになると考えられます。介護離職の内訳を年代別にみるとその多くは40~50代で、企業にとっては業務の中核を担う人材の流出につながり、離職者本人だけでなく、企業ひいては社会にとっても大きな損失になります。さらに、高齢化に加えて少子化が進むことで、労働人Information一般公募「わたしの一枚」皆様からの写真作品の投稿をお待ちしています。健康的な家族や季節の風景や風物、元気な子供たちの明るい笑顔など、題材は問いません。郵送またはEメールで下記の宛先へお送りください。ご応募の際は本協会ホームページの「協会紙『ラボ』の紹介」ページから「『わたしの一枚』応募用紙」を出力し、必要事項を記載の上、ご応募ください。お寄せいただいた中から優秀な作品については、●表紙を含む本紙上、●本協会の各種出版物、●本協会ホームページ等で紹介させていただくとともに、図書カード(3000円)をお送りします。写真原稿は返却いたしません。また、写真作品の著作権は本協会に無償で帰属するものとします。なお、本協会は、応募により取得した個人情報を応募者への連絡、作品の掲載時以外には利用いたしません。・宛先・ 〒112-0004東京都文京区後楽2-3-28K.I.S飯田橋2階 一般社団法人 日本衛生検査所協会「ラボ写真公募」係Eメール:info@jrcla.or.jp  協会HP:http://www.jrcla.or.jp/

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