Labo_No.545
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■LABO – 2024.06と感じます。今回、日衛協さまとコラボさせていただくことができ、また一つチャレンジできたと思っています。検査の大切さを、これからも伝えていかなければと、改めて考えさせられました。――新しいご著書『40歳を過ぎるとなぜ健康の話ばかりしてしまうのか?』は、まさに“あるある”のタイトルですね。しゅんP 僕自身40歳を過ぎて、同世代の芸人とは健康の話ばかりです。不調を感じやすくなる年代ですが、子育てや親の介護もあって健康でいなければいけないという意識もあって……。気になるのではないでしょうか。――芸人仲間から相談されることも多いですか?しゅんP めちゃくちゃあります。オズワルドの畠中くん(2024年2月に腎臓がんを公表)からも、手術前に検査結果について相談されました。――吉本の芸人さんたちは、身近に医師がいて心強いでしょうね。しゅんP 忙しいと病院を受診するのはハードルが高いですね。実は、高血圧で受診される患者さんは、2年くらい前から健診で指摘されていることが多いんです。ただ「要精検」とか「要治療」とか微妙な違いがあって、すぐに受診したほうがいいレベルなのかどうか判断しにくいですよね。そのあたりを動画でも解説していますが、新刊にも入れています。――2022年7月にはお子さんが誕生されています。生活は変わりましたか? しゅんP ほとんど飲みに行かなくなりましたし、子どもを寝かしつけながら21時ごろには寝てしまいます。医師でも芸人でもないプライベートの時間は、育児をしているという感じです。――今後も芸人と医師、パラレルワークを続けていきますか?しゅんP はい。芸人としては賞レースに出て、結果を残したいですね。昨年は芸人の“おばあちゃん”(史上最高齢の76歳で神保町よしもと漫才劇場の所属芸人に)と「医者とおばあちゃん」というユニットを組んでM-1に出ました。3回戦まで進出できたので、今後も挑戦したいです。ピンでもR-1グランプリ(日本一のピン芸人を決める大会)の決勝を目指したいですし、芸人としてもっと有名になりたいです。――医師としての目標は?しゅんP 地域のかかりつけ医として、患者さんをケアしていきたいという思いがあるので、開業も考えています。医療の啓発活動は、今後もSNSや講演などを通じて続けて、医療と一般のみなさまとの橋渡し役になれたらと思っています。72024年4月発売の新刊『40歳を過ぎるとなぜ健康の話ばかりしてしまうのか?』(発行:ヨシモトブックス、発売:ワニブックス)。40代になったしゅんしゅんクリニックPさんが医療やお笑いの現場で実感したことを踏まえ、豊富な知識や“医療あるある”をもとに生活習慣に関するアドバイス、心の病、美容についてのお悩みへの対処法を解説一般のみなさまとの橋渡し役になれたらと医療と思っています!2010年 NSC東京校16期卒業2011年 漫才コンビ「フレミング」を結成2016年 コンビを解散、ピン芸人に転向2016年 医者とお兄さん(おばたのお兄さんと)M-1・3回     戦敗退2018年 しゅんしゅんクリニックPと循環器内科医(大学     の同級生と)M-1・3回戦敗退2023年 医者とおばあちゃん(おばあちゃんと)M-1・3回     戦敗退Shun Shun Clinic P’s DATA

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