Labo_No.545
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4芸人だからできる!伝わりやすさや面白さを意識して医療情報を発信現役の医師でありながら、お笑い芸人としても活躍しているしゅんしゅんクリニックPさん。医療現場のリアルを伝えるYouTubeも人気を集め、今回、日衛協とコラボした検査についての動画を制作。現在、好評公開中です。そこで、コラボ動画について、医師免許を取得しながら芸人を目指した理由、医師と芸人の両立への思いなどを聞きました。2吉本年の間芸の人研養修医成所を経へ験し――医師と芸人という2つの顔を持つしゅんしゅんクリニックP(以下、しゅんP)さんですが、目指したのはどちらが先だったのですか?しゅんP 医師です。父が精神科の勤務医で、勤務先に連れて行ってもらったこともあり、子どものころから何となく、将来の選択肢の中に医師というのはありました。具体的に医学部を目指すと決めたのは、高3です。最初は、医学部は無理だろうと思っていたのですが、勉強するうちにいけるかもという手ごたえがあって。高3の夏ごろからはめちゃくちゃ勉強しました。――勉強は好きだったのですか?しゅんP 好きでしたね。成績は中学時代からトップクラスで、センター試験(現在は共通テスト)直前の模試は、高校で一番になり、そのまま現役で群馬大学医学部に合格しました。――医学部での生活はどうでしたか?しゅんP 振り返ると、すごく楽しかったですね。当時の地方の医学部は運動部に入らないといけない風潮があって、軟式テニス部に入ったのですが、もうガチで。医学部に入ってまさかこんなにテニスをやると思っていなかったので、やり過ぎじゃないかと感じることもあったのですが、結局4年次に幹部になるまでやりました。――医学部だから勉強も大変ですね。しゅんP 部活の先輩から過去問や教科書をもらって、試験前は部員たちと一致団結して乗り切るという感じでした。――芸人になりたいと思い始めたのはいつ頃ですか?しゅんP 大学2、3年のころです。当時付き合っていたお笑い好きの彼女の影響で、『M-1グランプリ』(日本一の漫才師を決める大会)を予選から見るようになったんです。もともと『ダウンタウンのごっつええ感じ』とか『ボキャブラ天国』とか、お笑い番組が好きだったんですけど、若手芸人という存在を意識したことはなくて……。でもM-1を見て、若手芸人が決勝や優勝を目指して戦って、売れていく姿がかっこよくて、自分も芸人になりたいと幼児期。「両親の愛情をたくさん受けて育ちました!2024.06 – LABO■医師免許を持つ芸人として「パラレルワーク」を続けます!

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