Labo_540
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わたしの一枚「杓子峠」中国が原産で英語では“チャイニーズ・キャベツ”といわれている白菜。明治時代に、日清・日露戦争に出兵した兵士が種を持ち帰った、国の三田育種場が中国から導入して試作した、東京で開かれた博覧会に中国から見本が出品されたなど、いくつかのルートで日本に持ち込まれました。白菜の名前の由来は中国名「白菜(パイツァイ)」からで、葉の上のほうが薄い緑色で下のほうが白いことからつけられました。日本に持ち込まれた当初は葉が巻かない不結球(結球:葉が次々に巻き込んで球のようになること)の白菜が生まれましたが、長い月日をかけて研究を重ね、現在の形が生まれました。9割以上が水分の白菜のエネルギー量は、100グラムあたり13~14キロカロリーと極めて低カロリー。肥満防止にもってこいの「健康野菜」です。静岡県と神奈川県の県境、箱根外輪山沿いに走る芦ノ湖スカイラインにある杓子峠から見た富士山です。芦ノ湖スカイライン一番のビュースポットともいわれ、富士山を眼前に臨み、その横には南アルプスも見ることができます。緑黄色野菜ほどではありませんが、抵抗力を高めて風邪予防に効果的なビタミンC、止血や骨を丈夫にするのに役立つビタミンK、ナトリウムの排出を促進して高血圧を防ぐ働きをするカリウム、胎児の正常な発育に不可欠なビタミンの葉酸などが含まれています。食物繊維も豊富で、便秘解消や高脂血症・糖尿病の予防にも役立ちます。現在は1年を通して流通している白菜ですが、旬は秋から新春にかけて。豚肉、鶏肉、牛肉とよく合い、魚との相性もよい白菜は、鍋料理に欠かせません。白菜の漬け物は冬の定番で、家庭でも漬け物器などでつくることができ、根元を包丁で割って2つに裂いてから日に干すとさらに甘みが増します。味が淡白な白菜は和洋中どんな料理にも合いますから、キムチや八宝菜、ロール白菜、味噌汁など、どんなメニューにも活用してください!皆様からの写真作品の投稿をお待ちしています。健康的な家族や季節の風景や風物、元気な子供たちの明るい笑顔など、題材は問いません。郵送またはEメールで下記の宛先へお送りください。ご応募の際は本協会ホームページの「協会紙『ラボ』の紹介」ページから「『わたしの一枚』応募用紙」を出力し、必要事項を記載の上、ご応募ください。お寄せいただいた中から優秀な作品については、●表紙を含む本紙上、●本協会の各種出版物、●本協会ホームページ等で紹介させていただくとともに、図書カード(3000円)をお送りします。写真原稿は返却いたしません。また、写真作品の著作権は本協会に無償で帰属するものとします。なお、本協会は、応募により取得した個人情報を応募者への連絡、作品の掲載時以外には利用いたしません。・宛先・ 〒112-0004東京都文京区後楽2-3-28K.I.S飯田橋2階 一般社団法人 日本衛生検査所協会「ラボ写真公募」係Eメール:info@jrcla.or.jp  協会HP:http://www.jrcla.or.jp/202024.01 – LABO ■My PhotoHealthy Life“チャイニーズ・キャベツ”と呼ばれる白菜をマルチに活用!Information一般公募「わたしの一枚」大東 晋也さん(埼玉県)

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