今年で42回目となる九州支部臨床検査普及月間大会は、29年ぶりの沖縄県那覇市での開催となりました。第1部は学術研究発表会。「HBs抗体のPHA法とCLIA法との比較検討」「プロカルシトニンの基礎的検討」「ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がんを引き起こすウイルス~」などの8演題が発表され、そのあと「九州支部精度管理調査結果」の報告が行われました。第2部は式典。大会会長の久米大輔九州支部長が登壇し、「4年ぶりの対面での開催ができうれしく思っています。今年で創立50周年を迎えた日衛協は、これまで以上に精度管理、検査技術の研鑽が求められます。国民の皆さまに寄与するために、会員一同の結束をさらに強めて進んでいかなければなりません。ご協力をお願いいたします」と述べました。続いて、那覇市古謝玄太副市長、沖縄県医師会久貝忠男理事、沖縄県臨床衛生検査技師会手登根稔会長の来賓挨拶があり、笠和彦福岡県議会議員からの祝電が読み上げられました。その後、54名の永年勤続者表彰が行われ、受賞者を代表してシー・アール・シーの森草一郎氏から謝辞が述べられました。久川芳三会長の挨拶ののち、森田崇一郎副支部長の閉会の辞で、式典は終了しました。第3部は、沖縄美ら島財団学芸員の上江洲安亭氏による『首里城歴史文化・復興作業について』の特別講演。「首里城は左右非対称で、直線美ではなく緩いラインが特徴です。日本の神社と中国の宮殿の中間的のつくりになっています」と興味深い説明がありました。第4部では懇親会が催され、盛況のうちに滞りなく閉会となりました。精度管理、検査技術の向上のために結束を強めてさらなる研鑽を 13美しい海、豊かな緑の 沖縄の景色 ①那覇市で29年ぶりに開催された九州支部臨床検査普及月間大会 ②大会会長挨拶を述べる久米大輔支部長 ③来賓祝辞を述べる那覇市古謝玄太副市長 ④来賓祝辞を述べる沖縄県医師会久貝忠男理事 ⑤来賓祝辞を述べる沖縄県臨床衛生検査技師会手登根稔会長 ⑥特別講演を行う沖縄美ら島財団学芸員の上江洲安亭氏⑦永年勤続者表彰式 ⑧永年勤続者を代表して謝辞を述べる ⑨九州支部の役員たち ⑩学術研究発表は8演題行われた ⑪挨拶を述べる日衛協の久川芳三会長⑫懇親会で乾杯の発声をする日衛協の久川芳三会長 ⑬懇親会では琉球の伝統衣装を身にまとってエイサーや歌が披露された●⑥●①●②●⑦●⑪●③●⑧●⑫●④●⑨●⑩●⑤●⑬令和5年11月17日(金)沖縄ハーバービューホテル沖縄県那覇市九州支部自然豊かな沖縄の地で新たな検査の道への前進を誓う!
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