日衛協は、毎年11月を「臨床検査普及月間」として活動しています。新型コロナ感染症が猛威を振るいはじめた令和2年から、各支部の月間大会は、見送りあるいは縮小しての開催となっていました。今年は4年ぶりに、全国各地9支部において、国民の健康生活に寄与し、治療に欠かすことのできない臨床検査についての理解を深めてもらうための月間大会が開催されます。9支部で4年ぶりの本格開催新たな検査の道へ気持ちをつなぐ日衛協ナウスローガンはみんなの健康生活を応援!「走り出そう!新たな検査の道へ つないだ想いと共に」日本衛生検査所協会は、今年、創立50周年の節目の年を迎え、次のステージへと気持ちを新たに歩みを進めています。2019年の末に、中国の武漢で発生した新型コロナウイルスは全世界で猛威を振るい、日本では2020年1月16日に最初の感染者が確認され、以降、感染者は倍々に増加し、緊急事態宣言が発出される事態となりました。そのような状況を受け、日衛協も臨床検査普及月間大会の開催の自粛を余儀なくされましたが、今年は4年ぶりの本格開催となっています。日衛協は、50年の長きにわたり、国民一 8人ひとりの暮らしに寄り添い、検体検査を通して多くの方々の健康維持・増進に寄与していますが、人生100年時代の今、より一層、一人ひとりが健康生活を享受できるように、会員一同、さらなる努力・研鑽を積んでいく所存です。とくに検査データの精度管理については、検体検査を実施する施設としてより正確性を求め、積み重ねている技術のさらなる向上に努めています。安心で信頼できる検査結果を医療機関に届けて医師の診断を支え、国民からの信頼に応え続けなければなりません。これからも、国民医療に貢献する立場から、日衛協の会員すべてが医療の担い手として協力し、進んでいくことが重要になってきます。さて、日衛協では11月を「臨床検査普及月間」として、全国規模で月間大会を開催しています。今年は創立50周年であること、そして新型コロナウイルス感染症が2類から5類へ移行したことを意識して、月間大会のスローガンを「走り出そう!新たな検査の道へつないだ想いと共に」と決めました。新型コロナに振り回され先が見えなかった年月を経て、気持ちを切らすことなく前向きに、一歩も二歩も前へ――、そんな願いを込めています。これからも、検査を通して国民のみなさまが安心して暮らせるお手伝いをし、的確な診断・医療を支える検臨床検査普及月間のキャンペーンポスター(写真1)2023.11 – LABO■11月は「臨床検査普及月間」
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