▼オプション検査をやみくもに受けないは①健診・検診を定期的に受け続ける、る、異常が指摘されたら③再検査や精密検査を受ける、そこで前がん状態、ハイ期的に専門的な検査を受けることが、格0〜4歳0〜4歳検査は対象となる年齢や間隔で定期的に受けることが最も有効▼定期的に受け続けること▼対象となる年齢や間隔で受ける▼家族歴を把握して検査を選ぶ 500 検査に関してはさまざまな見解がありますが、主治医や健診・検診を行う施設に相談する、あるいは自分でも調べてみるなど、十分検討したうえで受けましょう。以下は、よりよい検査の受け方についてのアドバイスです。健診や検診は定められた間隔で定期的に受け、経過をみていくことが重要。前回の結果と比較することで生活習慣を見直す機会になったり、前回は見つからなかった病変が早期のうちに発見できたりすることもある。たとえば、胃がん検診として、20代で胃のX線検査を受けることにメリットはないという見解がある。近年は胃がんの最大の原因であるピロリ菌感染が減り、胃がんは明らかに減少している。20代での発症は非常に少ない(図表3)。一方、多くのがんが40歳以降から増え始めるのに対し、女性の子宮頸がんは20代から急激に罹患数が多くなるので、20歳になったら子宮頸がん検診を受けることが大切(図表4)。がんには大腸がん、乳がん、卵巣がん、泌尿器がん、眼のがんなどの遺伝性腫瘍がある。そのため家族歴を把握し、血縁関係のある家族や親族にこれらのがんになった人がいる場合は、オプション検査も含めて定期的に受けたほうがよい。適切なオプション検査は、個人の背景(家族歴、基礎疾患、仕事など)によって異なる。検査内容についてていねいに説明し、どのような人が受けるべきかを示してくれる施設を選ぶとよい。おすすめの検査について、次ページの図表5にまとめました。すでに症状がある場合は、健診・検診を待たずに早めに医療機関を受診しましょう。すべての検査の精度は100%ではありませんので、複数の検査を組み合わせたり、経過をみたりして、最適な治療法につなげていきます。病気を早期に見つける検査も世界中で研究が進み、いまや少量の血液から将来の疾病の発症予測や未病の発見、超早期のがんの発見が可能になってきています。それらの普及に期待しながらも、いま個々の背景によって気になる部位があれば、②その部位に特化した検査を受けリスク病変などが見つかった場合は④定段に進歩した現代の「検査のちから」を享受する、最もよい方法といえると思います。18出典:がん情報サービス「最新がん統計」3025201510人口10万対女性出典:がん情報サービス「最新がん統計」800600400200人口10万対男性女性2023.11 – LABO ■図表4 子宮頸がん年齢階級別罹患数(2019年)図表3 胃がんの年齢階級別罹患数(2019年)1009590858075706560555045403530252015105歳〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜9994898479746964595449443934292419149以上歳歳歳歳歳歳歳歳歳歳歳歳歳歳歳歳歳歳歳1009590858075706560555045403530252015105歳〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜9994898479746964595449443934292419149以上歳歳歳歳歳歳歳歳歳歳歳歳歳歳歳歳歳歳歳
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