Labo_538
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木村咲紀子(東京都)大恵やすよ(兵庫県)香月麻美(福岡県)福田亜紀子(東京都)木村弘之(山口県)彩(東京都)板橋あゆみ(岩手県)(敬称略)「広報活動」の推進テーマは“検査をより身近にする”聖せな奈氏をお迎えします。入江聖奈氏は女子 11月22日の日衛協と関東甲信越支部共催の大会では、記念講演の講師として、東京五輪2020(2021年)でボクシング女子フェザー級金メダリストになった入江ボクシング&鳥取県出身者の初金メダリストで、試合の戦略をすべて「カエル」にたとえたことから、メディアでも大きく取り上げられました。今回の講演テーマは『不器用な私が金メダリストになれた思考力~「謙虚」と「ネガティブ」が生み出す目標達成方法~』です。講演では、これまでの競技経験をベースに、目標を達成するための行動と思考方法を、「謙虚」と「ネガティブ」をキーワードに伝えてくださる予定です。講演中には、研究テーマである「生物多様性とカエル」のお話も聞けるかもしれません。検査精度の維持・向上を図るために、例年、臨床検査普及月間の関連事業として実施されている「日衛協臨床検査精度管理調査」も、今年度で49回目を迎えます。今回の調査では、臨床化学・血液学・免疫血清学・微生物学・新型コロナウイルス遺伝子検査の各分野49項目を対象に調査が行われました。2018年12月1日より医療法等の一部を改正する法律が施行され、精度管理義務の新設により、精度管理の厳正さが求められ、さらなる精度管理調査の成果が期待されています。また、同じく本月間の関連事業である『医療フォーラム21』は、「臨床検査の標準化への対応(Part2)」をテーマに今後開催予定です。医療のデジタル化が進み、検査を取り巻く環境も変化する中、検査の標準化の必要性、今後に向けての検査のあり方、また国や行政に期待することなどについて、厚生労働省や各団体、有識者の方々と意見交換を行います。日衛協では、臨床検査を身近なものとして受け止めていただくために、常日頃から広報・宣伝の企画立案をしていますが、とくに臨床検査普及月間中は、“より身近に”そして“わかりやすく”を掲げて推進しています。具体的には、臨床検査普及月間のキャン    登      活動状況をPRするための動画の制作、今ペーンポスターの掲示をはじめ、日衛協の回で24回目となるエッセイ『検査がくれたもの』の一般公募などです。 「走り出そう!新たな検査の道へつないだ想いと共に」のスローガンを大きく配したキャンペーンポスター(写真1)は、今年も「ラボちゃん」「けんさ君」を中心に家族で登場してもらっています。これまで培ってきた確かな検査を、次なるステージへつなげていかなければという想いを込め、また、未曾有の新型コロナウイルス感染症を経験した今年度を、新しい検査の道の第一歩にしたいという願いも表現しました。 『検査がくれたもの』をテーマにした今年度の一般公募エッセイは、去る8月20日に締め切り、全国から169編の作品が寄せられました。全作品を対象に、臨床検査との関連、読後の印象、文章構成と表現力の3点を評価基準として、選考機関の広報委員会による第1次、第2次の厳正な審査の結果、最優秀賞、優秀賞、努力賞各賞の入賞作品8編を決定しました(表2)。選ばれた8作品は、2024年1月号より『ラボ』誌上において順次掲載していきます。確かな医療を支えるのが確かな検査です。今年も臨床検査月間大会を通して、検査の役割を広く啓発していきます。◆最優秀賞「それはパンドラの箱のような」◆優秀賞「娘の成長記録」    「検査がくれたもの」  ◆努力賞「人生の道標をくれた   アレルゲンコンポーネント検査」「サイバー・ナイフ」   「尿検査がくれたもの」   「甲状腺の検査と不妊治療」小島裕佳(福岡県)「検査がくれた私のこれからの時間」10第24回一般公募エッセイ『検査がくれたもの』選考結果(表2)令和4年度の『医療フォーラム21』2023.11 – LABO■

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