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※協力=一般社団法人日本鉄道構内営業中央会1897年(明治30年)創業の「神尾弁当」は、1904年(明治37年)に新潟停車場構内に売店を開設し、1907年(明治40年)に駅弁の販売をスタートしました。1997年(平成9年)に創業100周年を迎え、現在は「神尾弁当部」として事業を展開。越後の特産を十分に吟味し、丹念な製法でふるさとの味を提供し続けています。神尾弁当部を代表する駅弁が「えんがわ押し寿司」で、3年間の試行錯誤を繰り返して完成した逸品です。厚みのあるカレイのえんがわを自家製の甘酢に漬け込んだ、生臭さのない押し寿しです。濃厚なえんがわの脂とさっぱりした酢飯がよく合い、別添えの醤油とわさびがえんがわの甘さを引き立て、シンプルでありながら味わい深く仕上がっています。神尾弁当部は、「新潟県特産展」や「全国有名駅弁大会」、「全国うまいもの大会」などに毎年参加し、種類豊富な駅弁を販売しています。看板商品の「さけずし」をはじめ「越後五目ずし」、「数の子ずし」は、昔ながらの素朴な味わいが好評。新潟美人実行委員会がプロデュースした「小町ちらし」は、「雪国まいたけ」を使用し、彩り豊かに仕上げたちらし寿司です。新潟県産あがの姫牛を使った「あがの姫牛VS越後もち豚」と「あがの姫牛と焼き鮭弁当」は、メイン素材が2種類の豪華版。ネーミングがユニークな「のどぐろとにしんかずのこさけいくら」や、とくに鉄道ファンや子どもたちに大人気の「SLばんえつ物語弁当」など、個性豊かな駅弁もそろっています。カレイのえんがわの旨味がギュッと詰まった「えんがわ押し寿司」●本誌の文書、写真、図版等の無断転載・複製を禁じます。転載・複製をご希望の場合は本協会までご連絡ください。りんしょう犬さんスタンプ購入サイト*価格はいずれも税込みんなどんどん使ってネ〒112-0004 東京都文京区後楽2-3-28 K.I.S飯田橋2階電話(03)5805-5250(代表) FAX(03)5805-5252毎月1日発行  1部85円(発行部数36,500部)新津駅カレイのえんがわを甘酢で〆て、押し寿司にした「えんがわ押し寿司」(1,380円)。素材は新潟県産コシヒカリ使用の酢飯とカラスガレイのみで、ガリ(生姜)とわさび、醤油が添えられている。新潟県産コシヒカリ使用の酢飯の上に、のどぐろ(アカムツ)の塩焼き、焼き鮭、数の子醤油漬、にしん甘露煮、いくら醤油漬、錦糸玉子を盛りつけた「のどぐろとにしんかずのこさけいくら」(1,430円)。旅気分をいっそう盛り上げる「SLばんえつ物語弁当」 1999年に磐越西線で復活を遂げ、SL(C57-180)で定期運行している「SLばんえつ物語*」。その復興記念として開発されたのが「SLばんえつ物語弁当」で、「SLばんえつ物語」が運行する日に、新津駅の3番線ホームで9時すぎからSL出発時までのみの販売という貴重な駅弁です。列車名を冠し、掛け紙に列車の写真がプリントされている駅弁は、乗車記念を兼ねて購入する人も多いようで、あっという間に完売。新潟県産コシヒカリ使用の醤油飯に焼き鮭、鶏肉の照り焼き、蒲鉾、いくら醤油漬け、錦糸玉子、煮物、大根味噌漬けなどおかずも盛りだくさんです。*2022年8月から運休していましたが、2023年7月末から運行再開。例年4月から 11月ごろの土・日・祝日を中心に1日1往復の運転ですが、運転のない日もあります。旅の気分を盛り上げるデザインの掛け紙が目を引く「SLばんえつ物語弁当」(1,180円)。 もう一口!Information医食同源食べて旅する! 新潟県 「えんがわ押し寿司」他

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