Labo_529
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食べて旅する!街道の宿場街として栄えた近江国・草津の地で創業した南洋軒。明治22年(1889年)に、当時の日本国有鉄道、東海道本線開通に伴い草津駅で開業したのが始まりです。昭和23年(1948年)に列車内立売販売を、昭和28年(1953年)には草津駅構内ホーム売店で営業を開始しました。以来、安全管理と衛生管理を徹底し、食と健康を考えたバランスのよい駅弁をつくり続けています。南洋軒の看板駅弁は、これぞ王道の「近江牛すき焼き弁当」。秘伝のつゆでじっくり煮込んだ近江牛と温泉玉子が絶品で、冷めてもおいしいと好評です。近江牛をはじめ滋賀県の食材を存分に味わえる駅弁シリーズの種類は実に豊富。「忍者弁当」は、手裏剣型のおにぎりに草津名物の「うばがもち」や「海老豆煮」を盛りつけた幕の内弁当。掛け紙の忍者も愛嬌があり、思わず手に取りたくなります。ほかに、本格的な焼肉がたっぷり「近江牛焼肉弁入った▶当」、近江の地醤油の旨みが染みわたる「近江蔵元醤油のとり天重」、やわらかな肉質の鴨ロースを使用した「近江の鴨めし重」など、バラエティ豊か。温かい駅弁を食べたいという人には、ハンバーグと黒毛和牛のステーキを組み合わせた豪華版「黒毛和牛ステーキ&ハンバーグ弁当」や、すき焼と焼肉の2種類が楽しめる「近江牛すき焼&焼肉弁当」があります。使いとして多く利用している南洋軒の駅弁。何度でも食べたくなります。旅行客はもちろん、県内の人がふだん滋賀県が誇るブランド「近江牛」を贅沢に使用※協力=一般社団法人日本鉄道構内営業中央会塩と梅肉の2種類のおにぎりに、焼鮭、玉子焼き、蒟蒻煮、人参煮、がんもどき煮、海老豆煮、うばがもちがついている「忍者弁当」(1,070円)。●本誌の文書、写真、図版等の無断転載・複製を禁じます。転載・複製をご希望の場合は本協会までご連絡ください。りんしょう犬さんスタンプ購入サイト*価格はいずれも税込「近江牛すき焼き弁当」(1,380円)。ご飯の上に近江牛すき焼きと温泉玉子がのって、すき焼きに欠かせない玉葱煮、青葱煮、焼豆腐煮、糸蒟蒻煮など、脇役も勢ぞろい。「一度食べて二度おいしい」ユーモアあふれる「お鉢弁当」「南洋軒新聞」と題した新聞を模した掛け紙が目を引くユニークな「お鉢弁当」。発売されたのは平成2年(1990年)年で、その誕生秘話が新聞の記事になっているのです。底に穴が開いている植木鉢を器に使用し、食べたあとにラディッシュが育てられるように種がついています。さらに、袋にはラディッシュの育て方も記されているという心尽くしです。高菜の炊き込みご飯に鮭や鶏肉、レンコン、タケノコ、だし巻玉子など、おかずも充実した、おいしくて面白いエコな駅弁。旅の記念にいかがでしょうか。遊び心が満載の「お鉢弁当」(1,080円)。※予約販売です。みんなどんどん使ってネ〒112-0004 東京都文京区後楽2-3-28 K.I.S飯田橋2階電話(03)5805-5250(代表) FAX(03)5805-5252毎月1日発行  1部85円(発行部数36,500部)「近江牛すき焼き弁当」他草津駅医食同源もう一口!Information滋賀県

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