日本衛生検査所協会の活動
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1 精度管理
測定結果が正しいものとなるように管理することを精度管理と いいます。臨床検査の精度管理には、検査施設ごとに行なう 「内部精度管理」と、医療・検査関連団体が検査施設を対象に 測定結果を調査する「外部精度管理」があります。 日衛協で は、1975年に精度管理委員会を設置し、外部精度管理調査、評 価、調査結果検討会を行っています。現在、多くの医療機関、 検診機関等が精度管理調査に基づいた正確な検査データを使用 しており、大変重要な役割を担っています。 また、判読技術の 向上と標準化に資することを目的に「血液細胞形態アトラス」 を発刊し活用しています。
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臨床検査精度管理調査結果検討会
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血液細胞形態アトラス
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2 教育・研修
検体検査は、日常臨床において医師が行う的確な診断や治療、また、予防医学の健診においても、必要不可欠な分野になっております。そして、検体検査の多くが衛生検査所で実施され、国民医療を支える存在として評価を頂いております。
当協会では、その信頼に応え続けるため、下記の教育研修事業を実施し、人材の育成、技術の研鑽に努めています。-
日本臨床検査専門学院
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生涯学習通信講座用のテキスト
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日衛協認定士の認定証
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3 医療フォーラム21
検査関係者、有識者が参集して、臨床検査と衛生検査所の今後の在り方について語り合う「医療フォーラム21」を開催しています。国民の健康維持、増進に寄与するため、そして臨床検査普及のために「何ができるのか」「何をすべきなのか」を闊達に討論する場です。
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4 広報
協会誌「ラボ」(1978年創刊)、臨床検査普及ポスターや協会創立記念映像の製作・発行、単行本の企画・出版、エッセイ「検査がくれたもの」の一般公募等を通して、臨床検査の普及・啓発活動をしています。医療や健康に関しても広く国民に情報提供を行い、国民医療の進歩・発展に貢献するために活動しています。
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臨床検査普及本
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日本衛生検査所協会・広報誌「ラボ」
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創立45周年記念映像
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5 臨床検査普及月間
1978年から毎年11月に、衛生検査所の技能向上や臨床検査の正しい認識を一般社会に広めることを目的とした「臨床検査普及月間」を実施しています。期間中に本部及び各支部で開催される「月間大会」では、学術研究発表会や記念講演が行われます。
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臨床検査普及月間大会
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6 委員会
常設委員会として、総務労務委員会、学術委員会、広報委員会、全国運営管理委員会を設置しています。
また、専門委員会として生涯学習推進専門委員会を、特別機関として精度管理委員会、遺伝子検査受託倫理審査委員会等を組織し、それぞれの委員会が所管事項について検討・推進を行っています。